冠婚葬祭

「ありえない」お通夜の服装|芸能人の炎上事例に学ぶ、30代女性が恥をかかない「境界線」

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[著者情報]
この記事を書いた人:高橋 礼子
葬祭マナーコンサルタント / 元大手葬儀社チーフプランナー
葬儀社勤務歴15年、担当した葬儀は3,000件以上。「マナーは形式ではなく、相手への思いやり」を信条に、現代の葬儀事情に合わせた現実的なアドバイスを行う。著名人の葬儀にも多数携わり、メディアでのマナー解説も務める。


テレビで芸能人の葬儀ニュースを見て、「えっ、その格好でいいの?」と驚いたことはありませんか?

透け感のあるドレス、大きなリボン、あるいはロングブーツ……。
華やかな世界の人だから許されるのかもしれませんが、もし私たちが同じような格好で参列したらどうなるでしょうか。

「来週のお通夜、私の服は大丈夫かな……」

急な訃報に接し、クローゼットの前で不安になっているあなたへ。
「黒なら何でもいい」と思っていると、知らず知らずのうちに親族や周囲から「ありえない人」認定されてしまうリスクがあります。

私が現場で見てきた中で、最も残念なのは「悪気なくマナー違反をしている人」です。
この記事では、過去に話題になった芸能人の炎上事例をあえて「反面教師」として取り上げ、30代の大人の女性として絶対に恥をかかないための「マナーの境界線」を解説します。


なぜあの芸能人は叩かれた?「ありえない」3つの共通点

芸能人の葬儀ファッションが批判されるとき、そこには明確な理由があります。それは単に「派手だから」だけではありません。葬儀という場における「タブー」を犯しているからです。

1. 「殺生」を連想させるブーツや革製品

過去に、ある有名歌手がロングブーツで参列し、大きな批判を浴びました。
なぜブーツがいけないのでしょうか? 高級ブランドだから良いというわけではありません。

仏教形式の葬儀において、動物の皮(革製品)は「殺生」を連想させるため、本来は避けるべきものです。特にブーツは、面積が広く革の印象が強いうえに、どうしても「カジュアル」な印象を与えてしまいます。

たとえ合皮であっても、見た目が革やファー(毛皮)に見えるものは、悲しみの場にはふさわしくありません。

2. 悲しみの場にそぐわない「過度な装飾」

大きなリボンやフリルがついた喪服を着て批判されたタレントもいました。
リボンやフリルは「飾り」であり、ファッションを楽しむための要素です。

お通夜や葬儀は、故人を偲び、遺族の悲しみに寄り添う場です。そこに「私を見て」という自己主張や「遊び心」は不要です。
30代を過ぎたら、デザイン性よりも「慎み」を優先するのが大人のマナーです。

3. マナー以前の問題としての「露出」

透け感の強い素材や、膝上丈のミニスカートも、たびたび炎上の対象になります。
肌の露出は、慶事(結婚式など)では華やかさになりますが、弔事では「不謹慎」と受け取られます。

特に、座ったときに膝が見えてしまう丈のスカートは、焼香の際などに周囲の目のやり場を困らせてしまいます。


「平服」の罠と冬場のタイツ問題。30代が陥るリアルな失敗

芸能人の事例は極端かもしれませんが、私たち一般人も陥りやすい「うっかりミス」があります。特に多いのが「平服」の解釈と、冬場の足元問題です。

「平服でお越しください」は普段着ではない

案内状に「平服」とあっても、絶対にジーンズやニット、スニーカーで行ってはいけません。
葬儀用語における「平服」とは、「略喪服」のことを指します。

  • 正解: 紺やグレーの地味なスーツ、黒のワンピース、アンサンブル
  • 不正解: 普段着、オフィスカジュアル、柄物

「平服」という言葉は、「正喪服(紋付など)でなくて良いですよ」という遺族からの配慮であって、「ラフな格好で来てください」という意味ではないのです。

冬場のタイツ、どこまで許される?

寒い季節、特に悩むのがストッキングの厚さ(デニール数)です。
本来のマナーでは、20〜30デニールの、肌がうっすら透ける黒ストッキングが正式です。

しかし、真冬の参列や寒冷地では、防寒のために厚手のものを履きたくなりますよね。
最近の傾向として、60デニール程度までなら許容範囲とされることが増えています。

ただし、真っ黒で肌が全く透けない厚手タイツ(80デニール以上)や、裏起毛のタイツは避けましょう。これらはどうしても「カジュアル」に見えてしまいます。

📊ストッキング・タイツのデニール数別許容範囲

デニール数見た目の印象お通夜での判定備考
20〜30肌が透ける◎ 正式最もフォーマル。基本はこれを選ぶ。
60ほんのり透ける○ 許容真冬や寒冷地ではOKとされることが多い。
80以上真っ黒(透けない)× カジュアル防寒着の印象が強く、避けるべき。
柄入り装飾的× 論外ラメ、ワンポイント、網タイツは厳禁。

これで安心!お通夜の「正解コーデ」チェックリスト

では、具体的に何を着れば「正解」なのでしょうか。
急な参列でも慌てないよう、以下のリストを確認してください。これさえ守れば、誰に対しても失礼にはなりません。

1. 服装:漆黒のアンサンブルか地味なスーツ

最も無難で間違いがないのは、光沢のない漆黒のアンサンブル(ジャケット+ワンピース)です。
仕事帰りに駆けつける場合は、紺やダークグレーのビジネススーツでも構いませんが、インナーは白ではなく黒のカットソーやブラウスに変えるのがベターです。

スカート丈は、必ず膝が隠れる長さを選びましょう。座ったときに膝が出ないか、鏡の前でチェックしてください。

2. 足元:布製または光沢のない革パンプス

靴は、シンプルな黒のパンプス一択です。
素材は布製がベストですが、光沢のないスムースレザー(革)でも許容されます。
エナメルやスエード、クロコダイルの型押しなどはNGです。

ヒールの高さは3cm〜5cmが美しく、疲れにくいのでおすすめです。ピンヒールやウェッジソールは避けましょう。

3. 小物:金具のない布製バッグと一連パール

バッグは、金具が目立たない黒の布製が正式です。ブランドロゴが大きく入ったものや、チェーンバッグは避けましょう。荷物が入らない場合は、黒のサブバッグを併用します。

アクセサリーは、結婚指輪以外は外すのが基本ですが、つけるなら一連のパールネックレス(白または黒)に限ります。
二連のネックレスは「不幸が重なる」ことを連想させるため、絶対にNGです。

✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス

【結論】: 迷ったら「地味すぎるかな?」と思う方を選んでください。

なぜなら、お通夜の主役はあくまで故人と遺族であり、参列者の役割は「背景」に徹することだからです。「おしゃれ」や「個性」を消し、周囲に溶け込むことこそが、悲しみの場における最大のマナーであり、優しさなのです。


ネイルは?メイクは?細かい疑問Q&A

最後に、意外と見落としがちな「手元」や「顔周り」の疑問にお答えします。

Q. ジェルネイルをしていますが、落とさないとダメですか?

A. 派手な色やパーツがついている場合は、隠す工夫が必要です。

急なお通夜でサロンに行けないこともありますよね。
そんなときは、黒のフォーマル手袋を着用して焼香のときだけ外すか、上からベージュのマニキュアを塗って一時的に隠すのがおすすめです。絆創膏で隠すのは不潔に見えるのでやめましょう。

Q. メイクは普段通りでいいですか?

A. 「片化粧(かたげしょう)」と呼ばれる薄化粧を心がけてください。

ラメやパールの入ったアイシャドウ、真っ赤な口紅はNGです。
チークは控えめにし、口紅はベージュ系や薄いピンクで血色を整える程度にします。ノーメイクも失礼にあたるので、あくまで「控えめ」がポイントです。

Q. 髪型で気をつけることは?

A. 長い髪は耳より下の位置で一つに束ねてください。

お辞儀をしたときに髪が顔にかかるのは見苦しいものです。
まとめる際は、黒のゴムやバレッタを使用し、シュシュや華美なヘアアクセサリーは避けます。「清潔感」と「スッキリ感」を意識しましょう。


まとめ:もう「ありえない」とは言わせない

芸能人の炎上事例は、私たちに「マナーの境界線」を教えてくれる貴重な教材です。

  • 殺生(革・ファー)とカジュアル(ブーツ)は避ける
  • 過度な装飾(リボン)や露出は控える
  • 「平服」は略喪服。タイツは60デニールまで

これらを守れば、あなたはもう「ありえない」と言われることはありません。

マナーを守ることは、堅苦しいルールに従うことではなく、故人への敬意と、遺族への思いやりを形にすることです。
今すぐクローゼットの喪服と小物をチェックしてみてください。準備さえあれば、急な訃報でも慌てず、大人の女性として堂々と、優しく故人を見送ることができるはずです。

[参考文献リスト]

-冠婚葬祭